生産管理の仕事とやりがい



 

食品業界では、加工食品を生産しています。

 

私たちの食に求めているものは、「安全性」と「安定した供給」が重要なポイントで、生きていく上で最も重要なことです。

 

この大きな役割を担っているこの食品業界は基幹産業の一つです。

 

食品業界の特徴としては、

 

1.安全な品質を提供する
2.安定した供給を目指す

 

特に日本の加工食品の安全性は、世界でも類を見ないほど高いといわれています。それは、各食品メーカーの高度な製造技術、品質管理技術に加え、国や農業生産者、消費者、食品メーカーなどが一丸となって「食の安全」を守る仕組みがあります。

 

食品業界(加工食品)の生産管理について

 

生産管理の基本的な要求に加えて、食品業界に求められていることを生産管理に役割として需要となります。

 

共通した生産管理の役割として

 

1.顧客の満足を得ること
2.品質、コスト、納期の向上すること

 

を実現する必要があり、それがやりがいにもつながります。

 

特に食品業界では、安全な品質、安定した供給=納期が優先されますが、顧客の低コスト要求にも強いものがあります。

 

生産管理は、それを実現するために、下記の幅広い範囲の役割を担う必要があります。

 

・需要の予測、販売計画
・投資計画・売上と利益の見積もり
・原料調達
・生産設計、工程設計
・生産、物流、出荷

 

顧客の嗜好も多種多様の傾向がありますので、新製品の投入、多品種少量化に対応した生産しくみつくりが求められています。

 

 

加工食品とは

穀物や生鮮食品などを工業的に加工処理した食品のことをいいます。
加工食品は、一次加工食品、二次加工食品、三次加工食品の3種類に大別されます。

 

一次加工食品

白米や缶詰、味噌、漬物などです。
物理的処理や発酵による最小限の加工処理を行った食品のことをいいます。

 

二次加工食品

食パンや麺類、バターなどです。
食材または一次加工食品を1〜2種類以上用い、元の食品とは全く違う食品に加工したものをいいます。

 

三次加工食品

お菓子、冷凍食品、惣菜などです。
一次・二次加工食品を3種類以上用い、元の食品とは全く違う食品に加工したものをいいます。

 



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